今回はワイルドスワンズのPALM-V2(パームV2)をご紹介します。PALM(パーム)はワイルドスワンズの中でもお馴染みのミニ財布で、2008年以来大きな仕様変更なく展開されていました。そんなパームがバージョンアップされたので、実際に旧バージョンとどこが変わったのか、比較、検証してみたいと思います。
更にですね、今年の11月より新しいレザーが加わりまして、恐らくレギュラーではなく限定的なものかと思いますが、こちらのパームV2にも使用されている「ロイドヴァッシュ」という革の魅力もご紹介していこうと思います。
PALM-V2(パームV2)の特徴/外側
こちらはワイルスワンズのミニ財布「パームV2」で、カラーはブラックで素材にはイタリア・ロイド社のレザー、ロイドヴァッシュを使用しています。
まずは今回新しく加わったロイドヴァッシュという革ですが、ベジタブルタンニングの皮革(ヒカク)を専門に製造しているロイド社より製造されているレザーです。特徴としてハリが強く、更にキズや汚れ、水濡れにも強いというタンニン鞣しには珍しい特徴を備えています。経年変化で光沢や色味が増してきますので、すごく面白いレザーですよね。
手のひらサイズのミニウォレットでこのサイズですがコイン、カード、紙幣を収納する事ができるオールインワンタイプで、背面には定番のカードポケットを備えています。出し入れしやすい場所なので、クレジットカードなど使用頻度の高いカードを収納すると便利ですね。
PALM-V2(パームV2)の特徴/内側
中を開けてみると、フラップはホックの2点で留められていて内装のコインケースが顔を出します。非常にシンプルな構造ですね。コインケースとカードを収納するスペースが1室。側面には札室が設けられています。
PALM(パーム)とPALM-V2(パームV2)の比較
左がパームV2、右が旧パームですが差ほど変化が見受けられないので、実際に比較してみたいと思います。
どこが変わったかと言いますと、サイズが僅かに変更されています。先程もご紹介した通り、構造に変化はありません。折りたたんだ状態で約1ミリ程度の差なので、見た目ではほとんど気付けないと思います。ただ、この1ミリのサイズ変更が別物と言っていいんじゃないかっていうくらい変わってくるなと僕は思いました。
中を開いてみるとようやく違いが分かってきます。先程は折りたたんだ状態でパームV2の方が1ミリだけ大きくなったと言いましたが、開いた状態では3ミリ程大きくなっています。これによってより若干ですが大きく開けるようになり、よりワイルドスワンズらしいふっくらとしたコバ周りを堪能できます。
あとは内装部分の中央部分ですがパームでは窓枠のように形とられているんですが、V2ではこの枠がなくなっていて全体的にスッキリした印象になっています。
コインケース部分、定番のベロパーツですが、パームではぺらっとした一枚革を使用しているんですが、V2では厚手のレザーに変更されていて頑丈になっています。ポケットに収まらないカードを収納するのに更に役に立ってくれそうですね。
そして僕が一番感動したというか、この変化はでかいと思ったのは側面に装備されている札室ですね。V2ではわずか数ミリ大きくなっています。実は札室でこの数ミリのサイズアップがすごく生きてきます。旧パームでも1万円札が収納できるサイズ幅ではあるんですが、よりスムーズに取り出せるようになりました。
今回ご紹介したパームのV2ですが、まさにパームの痒い所に手が届くようになった進化盤といった内容だったと思います。現在旧パームを使っている方にも是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
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