希少性が高く素晴らしいアイテムが入荷いたしましたので、ご紹介したいと思います。
Fugee(フジイ)と言うブランドのバッグなのですが、このメーカーのバッグ、注文してから納品までになんと6年待ち!といわれております。オーダー、ビスポークバッグのブランドになるので注文を受け、そこから製作する形になるのですが、注文から納品までに6年かかるといわれています。Fugeeを製作しているのが、日本ビスポークバッグ界のカリスマ、藤井幸弘さんです。
Fugeeとは
藤井幸弘さんは1949年生まれで、バッグの製造をする前は、自動車メーカーで設計のエンジニアをされていたそうです。藤井さんが30歳の時に、ある雑誌のバッグ特集を見てバッグの製造を始め、職人の道を歩むことになったそうです。その後1986年にFugeeのお店がOPENし、オーダーメイドの鞄店としてFugeeを設立しました。藤井さんの高い美意識と、妥協を許さない精神が製品のクオリティをどんどん高め、更に人気自体も比例して上がっていきました。
バッグのクオリティの高さだけではなく、ビスポークバッグという事で1点1点お客様と対話して作っていく形になるので、藤井さんの人柄に惚れてバッグを作ってほしいという方が多く、日本のバッグ界では一目置かれるような存在です。試作を重ねて1点の商品を作るという事で、1か月あたりに1点ほどしか製造がされていないようです。製造数があまり多く作れるものではないので、6年待ちという様な状況になっているようです。
今回は2点ご用意出来ましたので、じっくりと見ていきましょう。
KM39型 ブリーフケース
Fugeeの定番の鞄で、KM39という型のブリーフケースです。フラップから背面、底面から正面の部分が全て繋がった1枚革で製造されています。使用されているのが、シュリンクレザーです。薬品でギュっと縮めて丈夫にしたレザーで、柔らかい革です。ソフトなシボ感が特徴のレザーを使用しており、肉厚です。
錠前のパーツにはオリジナルで製造した真鍮の錠前を使用しております。
1枚革の構造になっていることで、中に荷物を入れたときに重みが加わっても、底が抜けたりしない丈夫な造りになっております。その分自立しないような形になっています。
ステッチの部分が、総手縫いで仕立てられており、細かく均等に縫い込まれております。
ハンドルもかなり肉厚に作られており、こだわりを持ってデザインされています。細かい構造であったり、縫い方であったり、細かいところにかなり意匠がこもっています。
錠前は、下げると開閉できます。内側にも、シュリンクレザーと同じように貼り付けられているので、内部も全て同じレザーで統一されております。内部にはポケットなども特に設けられておらず、1室のみの構造になっております。
構造自体は凄くシンプルで無駄な装飾が無いにも関わらず、1度見たら忘れられないデザインになっております。こだわり抜かれた部分による存在感なのかなという風に感じます。
BK41型 ブリーフケース
BK41という型のブリーフケースで、ブライドルレザーを使用しております。先程のバッグとは打って変わって、英国調のクラシカルなスタイルのブリーフケースになっております。素材にはブライドルレザーを使用しているんですけれども、特筆すべきは、レザーの厚さです。レザーの厚さがなんと、4mmあります。
ブライドルレザーは硬質で硬いレザーですが、硬いレザーをこれほど複雑なバッグに仕立てるのは、物凄く難しい技術が必要になります。
ブライドルレザーを使って、3つマチになっている複雑なバッグを仕立ています。折り込んだり、レザーを貼り合わせたりするので、部位によっては倍の厚さだったりそれ以上になっている所もあります。それでいてシルエットや形に乱れがなく、素晴らしいの一言です。
ステッチの糸も、とても太い糸を使っています。特厚のレザーに負けない存在感の太い糸で縫いあげられております。これは製造するの相当技術が必要だと思います。
錠前はオリジナルの真鍮の錠前を使用しております。
仕切りの厚さが1枚の革の厚さになっているのですが、ダンボール位の厚さがあります。
ハンドルの部分が高さもあって、太めに作られているのでとても握りやすいです。ハンドルの部分が両脇で縫われていたりするものもあるのですが、これは裏側がフラットに縫われていて、握り心地がとにかく良いです。
いかがでしたでしょうか。
欲しいと思っても6年待ちなので、なかなか手に入れる事が出来ない貴重なお品物、日本バッグ界のカリスマ、藤井幸弘さんによる大変貴重なFugeeのバッグのご紹介でした。
Fugee(フジイ)藤井鞄店の買取はどこにも負けません!
革質や細かい造りにもこだわりを持っているFugee。今まで培った経験や知識を生かし、全国最高クラスの買取金額をお約束させていただきます!
今回ご紹介した鞄だけではなく、様々なお品物を大歓迎でございます。中古品のお品物でもレザーならではの経年変化として査定させていただきますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
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